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月次試算表の見方を初心者向けに解説|確認ポイントと経営判断のコツも紹介

月次試算表の見方を初心者向けに解説|確認ポイントと経営判断のコツも紹介

月次試算表を受け取っても、どこを見ればよいのか迷ってしまう方は少なくありません。数字は並んでいても、見方がわからなければ経営や会計の判断には活かしにくいものです。

  • 売上や利益の増減をどう確認すればよいかわからない
  • 損益計算書や貸借対照表との違いが整理できない
  • 異常な数字や注意すべき勘定科目に気づけない

この記事では、月次試算表の基本、確認の流れ、チェックしたい項目、経営判断に活かすポイントを初心者向けにわかりやすく解説します。毎月の数字を落ち着いて把握し、自社の状況を早めに見直せるようになります。

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月次試算表とは何か

月次試算表とは何か

月次試算表の目的

月次試算表は、毎月の取引を集計し、会社の業績や財務状況を確認するための会計資料です。決算書のように年に一度まとめて見るものではなく、月ごとの数字を早めに把握できる点に大きな意味があります。

経営では、問題を見つける時期が遅れるほど対応しにくくなるため、月次で数字を確認できることは大きな強みです。特に中小企業では、売上高や利益だけでなく、現金や売掛金の状態まであわせて確認できる資料として月次試算表の役割は大きいといえます。

決算書との違い

月次試算表と決算書の違いは、役割と使う場面を分けて考えると理解しやすくなります。

  • 月次試算表は毎月の状況を把握するための資料
  • 決算書は一定期間の結果を正式にまとめる書類
  • 月次試算表は社内の経営管理で活用しやすい
  • 決算書は申告や金融機関への説明などで重視される

月次試算表は毎月の経営成績や財務状況を確認するもので、決算書は一定期間の業績や、資産や負債といった財務状態を表す書類という違いがあります。

損益計算書と貸借対照表との関係

月次試算表には、損益計算書につながる収益と費用の情報、貸借対照表につながる資産と負債の情報が含まれています。そのため、月次試算表の見方がわかると、決算書の理解もしやすくなります。

初心者の方は、利益を見る数字と残高を見る数字が一つの資料にまとまっていると考えると整理しやすいです。まずは、売上や経費などの動きと、現金や売掛金などの残高の両方が見られる資料だと押さえておくとよいでしょう。

月次試算表の基本的な見方と確認の流れ

まず確認したい全体の流れ

月次試算表は、細かい数字から見るよりも、全体の流れを順番に追ったほうが理解しやすくなります。初心者の方は、次の流れで確認すると見落としを減らしやすくなります。

  • 売上高が前月や前年同月と比べてどう動いたか
  • 売上総利益や営業利益が確保できているか
  • 現金、預金、売掛金、買掛金などの残高
  • 大きく増減した勘定科目の原因の掘り下げ

この流れを毎月同じように繰り返すと、変化に気づきやすくなります。

売上高と利益の見方

売上高を見るときは、増えたか減ったかだけで判断しないことが大切です。売上が伸びていても、原価や経費が大きく増えていれば利益は残りません。
反対に、売上が横ばいでも費用管理ができていれば利益が改善する場合があります。

月次試算表では、売上高だけでなく、売上総利益、営業利益、経常利益まで確認することで、会社の稼ぐ力が見えやすくなります。数字の見方に慣れていないうちは、売上と利益を必ずセットで確認する意識を持つことが重要です。

資産・負債・純資産の見方

利益だけでは会社の状態は十分に見えてきません。財務の状態をつかむためには、次のような項目もあわせて確認することが大切です。

  • 現金や預金が前月より減りすぎていないか
  • 売掛金が増えすぎていないか
  • 買掛金や未払金が膨らんでいないか
  • 借入金の返済負担が重くなっていないか

利益が出ていても資金繰りが苦しくないかをあわせて確認します。

月次試算表で必ずチェックしたい項目

売上と経費の増減

売上高と経費は、月次試算表の中でも特に変化を追いやすい項目です。前月比や前年同月比で比較すると、数字の傾向が見えやすくなります。

例えば、売上が増えているのに利益が減っているなら、原価や販管費が膨らんでいる可能性があります。逆に、売上が大きく伸びていなくても利益が改善している場合は、経費管理がうまく進んでいると考えることができます。

月次試算表の見方では、売上だけを追うのではなく、経費との関係まで含めて見ることがポイントです。

現金・預金の残高

現金や預金の残高は、利益とは別に確認したい重要な数字です。資金繰りの異変は、次のような点を見ていくと把握しやすくなります。

  • 月末残高が前月より大きく減っていないか
  • 入金と支払いのタイミングにズレがないか
  • 一時的な大口支払いが発生していないか
  • 利益が出ているのに現金が減っていないか
  • 手元資金の余裕が保てているか

売掛金と買掛金の動き

売掛金や買掛金は、月次試算表の中でも見落とされやすい項目です。しかし、この動きは資金繰りに直結します。売掛金が増え続けている場合は、売上は計上されていても入金が追いついていない可能性があります。買掛金が増えている場合は、仕入の増加や支払い条件の変化が影響しているかもしれません。

残高が大きいか小さいかだけでなく、なぜその数字になっているのかを考えることが重要です。数字の背景を確認する習慣がつくと、異常値や管理上の問題にも気づきやすくなります。

勘定科目ごとの異常値

異常値を見つけるためには、金額だけでなく、勘定科目の内容や動き方にも注目する必要があります。特に次のような項目は確認しておきたいところです。

  • 仮払金や立替金が長く残っていないか
  • 未払金や仮受金に不自然な残高がないか
  • 雑費など内容があいまいな科目が増えすぎていないか
  • 前月から急に増えた勘定科目がないか
  • 内容を説明しにくい残高がないか

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月次試算表の数字から異常や問題を発見する見方

前月との比較で見る方法

月次試算表の数字は、単月だけを見ても異常かどうか判断しにくいことがあります。そのため、前月との比較が基本になります。売上、経費、利益、現預金、売掛金などを前月と並べて見ると、急な増減に気づきやすくなります。

特に、普段あまり動かない勘定科目が大きく変化している場合は、仕訳ミスや計上漏れ、一時的な支出などが隠れている可能性があります。月次試算表の分析では、変化を見つけたら終わりではなく、その原因まで確認することが重要です。

予算や前年同月と比較する方法

比較の精度を高めるためには、前月だけでなく複数の基準を持って数字を見ることが効果的です。主な比較の考え方は次の通りです。

  • 前月比は直近の変化をつかむのに向いています
  • 前年同月比は季節要因を踏まえて比較しやすいです
  • 予算比は計画との差を確認するのに役立ちます
  • 一つの比較軸だけで判断せず複数の視点で見ることが大切です
  • 比較の基準をそろえると分析の精度が高まります

利益が出ているのに資金が苦しい場合の見方

利益が出ているのに資金繰りが苦しい状態は、決して珍しくありません。この場合は、損益計算書の数字だけでなく、貸借対照表の数字も確認する必要があります。売掛金の回収が遅れていたり、在庫に資金が偏っていたり、借入返済が重かったりすると、利益が出ていても手元の現金は減ります。

月次試算表の見方では、利益と現金は同じではないという前提で確認することが大切です。利益だけ見て安心せず、資金の流れまで合わせて確認することで、経営判断の精度は高まります。

月次試算表を経営判断に活かすポイント

利益だけでなく資金繰りも見る

月次試算表を経営判断に活かすには、利益だけでなく資金の動きまで見ることも大切です。特に次のような視点を持つと、数字の読み取り方が変わってきます。

  • 黒字でも現金不足は起こる
  • 支払予定まで見ないと実態はわからない
  • 回収サイトと支払サイトの差は資金繰りに影響する
  • 利益の増加と現金残高の増加は一致しないことがある
  • 経営判断では利益と資金の両方を見る必要がある

数字の変化から原因を考える

月次試算表は、結果を確認するだけの資料ではありません。数字の変化から原因を考えることで、次に打つべき対策が見えてきます。売上が減ったなら件数が減ったのか単価が下がったのか、経費が増えたなら一時的な支出なのか継続的な固定費増なのかを分けて考える必要があります。

数字だけを見て終わるのではなく、その背景を整理することで、月次試算表は経営に活かせる資料になります。分析の精度を上げるためには、単なる感覚ではなく数字をもとに原因を考える姿勢が大切です。

毎月同じ基準で確認する重要性

数字の変化に早く気づくためには、毎月同じ基準で確認することが効果的です。継続的に見るべきポイントは次の通りです。

  • 毎月同じ項目を見ることによる変化の気づき
  • 確認の順番を決めることによる見落としの軽減
  • 経営者と経理担当者の認識の一致
  • 数字を見る習慣の定着による判断のスピード性

継続的な確認が経営判断の精度向上につながります。

月次試算表を見るときの注意点

月次試算表を見るときの注意点

数字が正確でないと判断を誤る

月次試算表は便利な資料ですが、前提となる数字が正確でなければ正しい判断はできません。計上漏れや勘定科目の誤りがあると、利益や残高の見え方が大きく変わります。月末処理が不十分なまま試算表を見ても、実態とずれた分析になってしまうおそれがあります。

月次試算表の見方を覚えることと同じくらい、数字の精度を保つことは重要です。毎月の確認を意味あるものにするには、正確な仕訳と適切な集計が前提になります。

月次の締めが遅いと活用しにくい

月次試算表は、早い段階で確認できてこそ経営判断に活かしやすくなります。締めの遅れにつながりやすい要因としては、次のようなものがあります。

  • 領収書や請求書の回収の遅延
  • 入力作業の属人化
  • 月末月初の作業集中による確認の遅れ

数字が出るのが遅いと経営判断も遅れます。

正確性と速報性の両立が理想です。

試算表だけでは把握しきれない項目もある

月次試算表は重要な資料ですが、それだけで会社のすべてを把握できるわけではありません。顧客別の採算、部門別の業績、将来の受注見込みなどは、別の資料のほうが見やすいことがあります。そのため、月次試算表は経営管理の土台資料として活用しつつ、必要に応じて補足資料を組み合わせる考え方が現実的です。

月次試算表の役割を正しく理解しておくことで、数字を過大評価したり見落としたりすることを防ぎやすくなります。

月次試算表の見方に不安がある場合の対処法

社内で確認ルールを決める

月次試算表を継続的に活用するには、確認のルールをあらかじめ決めておくことが有効です。特に整理しておきたい内容は次の通りです。

  • 月次試算表を確認する日を決める
  • 誰がどの数字を確認するかを明確にする
  • 毎月見る勘定科目を揃える
  • 前月比較や予算比較のやり方を決める
  • 問題があったときの共有方法を決めておく

経理体制を整える

月次試算表を正しく活用するには、元になる経理処理が整っていることが前提です。領収書や請求書の整理、売上計上のタイミング、請求と入金の管理方法などが曖昧だと、試算表の精度も下がります。

数字の見方に不安がある場合は、まず日々の経理体制を見直すことが近道になることもあります。資料作成の流れが整うと、月次試算表はただの会計資料ではなく、経営判断に使える実用的な資料へと変わっていきます。

専門家に相談する判断基準

自社だけで判断しきれない場合は、早めに専門家へ相談することも有効です。特に次のような状態であれば、相談することをおすすめします。

  • 利益と資金繰りのズレが大きい場合
  • 勘定科目の残高に違和感がある場合
  • 月次の締めが安定しない場合
  • 数字を見ても経営判断につながらない場合
  • 経理担当者の負担が重く属人化している場合

まとめ

月次試算表は、会計のためだけでなく、毎月の経営状況を把握し、早めに判断するための重要な資料です。売上高や利益だけでなく、現金、売掛金、買掛金、借入金まで確認することで、会社の状態をより正確に見られます。

見方の基本は、全体を確認し、前月や前年同月と比較し、異常な数字があれば原因まで考えることです。こうした確認を毎月続けることで、問題の早期発見と経営判断の精度向上につながります。

数字を見る習慣が整えば、月次試算表は単なる会計資料ではなく、経営を支える資料として活かせるようになります。

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